SEOという言葉を聞く回数が減った2つの理由【超主観的SEO2 -1-】

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以前書いていたシリーズだが、中途半端に終わってしまっていたのを、思い立ったのでまた始めてみることにした。
で、随分時間が経ったので、現在に合わせて書き直してみようとも思う。

この私の主観が正しいか否かという事は、匿名なので信憑性は低いかもしれないが、この10年あるクライアントのサイトは私の関わっている間、一般名詞所謂ビッグキーワードで1ページ目をキープしている。
あと、ブラックハットは使っていない、故にGoogleが何か大きなアップデートを施したとしても、大きな変化はなく概ね安定をしているという事も付け加えておく。


超主観的SEO2
  1. SEOという言葉を聞く回数が減った2つの理由 ← 今回の記事
  2. SEOとは
  3. 検索サイトは誰の為のサービスか
    ↓今後の予定
  4. テキストと画像
  5. テキスト
  6. コンテンツ
  7. HTMLCSS
  8. 静的ページ動的ページ
  9. スマホ用サイト

では、昨今のSEOはどうか?という話から進める。

最近あまりSEOという言葉を聞かなくなっている気がしないだろうか?
これにはさまざなな理由が挙げられると思う。

インデックス

インターネットを利用する環境の変化

gahag-0033099635.jpg一つにはユーザーのインターネットを利用する環境の変化だ。
従来インターネットを利用するデバイスといえばPCが圧倒的に多く、未知の情報やページを探す手段としては『検索』が主だったと思う。
検索サイトポータルサイトという呼び方をしていたのもそれが理由だ。
情報の大海原へ出航する港といった趣向だろう。

こうなると当然検索サイトで自身のサイトが発見される確率が高い方が様々にメリットが高く、SEOが与える影響は果てしなく大きくなる。
という事で、SEOが持て囃されウェブ制作者のスキルを測る一つの物差しとなり、分かりやすい結果を出せていた私は様々な場面で依頼を受けることに繋がった。

現状はどうかというと、圧倒的にスマートフォンが多いだろう。
ただ、スマホが増えるだけで検索サイトの立ち位置が変わるかというとそれだけでは変わる事はない。
もう一つの大きな変化はSNSの普及だ。

PCウェブサイトを閲覧するという行為だけを取ってみた時には、情報発信者側になろうとするとウェブサイトを運営する必要があり、そのハードルは結構高い。
しかし、SNSはというと簡単にはスマホなどから短い文章を送信するだけ、もしくは目に留まりやすい写真を送信するだけで、メディアとなり得る可能性がある。

まぁブログはこれの走りではあったと思うが、所謂SNSと比べると圧倒的に文章量を必要とし、高頻度かつ長期間運営しようと思うとなかなかに時間も労力も必要となる。
私の投稿頻度を見ていただければこのあたりの説得力は高いと思う。

スマホとSNSの普及

さて、そのスマホSNSが『検索』にどういった影響を及ぼしたかという話だが、スマホに欠かせないのはアプリだ。
PCではウェブブラウザで行なっているウェブサイト閲覧などの大半は、スマホの場合アプリで足りていると思う。

PCウェブサイト閲覧をする場合、大抵はウェブブラウザを利用し、行き先の分岐はその先に発生するのだが、スマホアプリの場合はアプリを立ち上げた時点で、行き先が決まっている。
アプリではなく通常通りウェブブラウザで閲覧するケースもあるが、頻度が高く需要度が高いものほどアプリを利用するようになっていると思う。(*1)

従来はネットサーフィンなどと言われた様々なサイトを次々に閲覧する行為もその入り口は検索であることが多い。
ブックマークなどというケースもあるが、そういった場合は目的が決まっていることが多かったと思う。

スマホの場合、スクリーンには自分がよく使うアプリのアイコンが並べられ、なんと無くいつもアプリを開くなどという行為はあるとしても、まず検索アプリウェブブラウザを立ち上げて検索をすることの方が多いという事は無い思う。

アプリの良いところは、インターフェースなど共通部分のデータに関しては最初のインストールや、アップデートの時に一括して入れてしまうので、都度のやりとりではデータ量が削減できるところだ。
スマホは屋外で利用する事も多く、その場合キャリアなどのパケットで通信をするので、都度やりとりをする必要のないものは受け手側に備わっていた方が理にかなっている。

検索という側面を見ると、そのアプリを探し出すまでには検索という手段は使うかもしれないが、一度アプリをインストールすると、このアプリを見つけた時と同じような需要での検索は減るはずだ。
これがアプリを主として利用するスマホの影響の一つ。
要するに検索サイトで不特定の中から検索するという行為が減っている。

gahag-0018950632.jpgそれから、もう一つのSNSの方もアプリから話が始まるのだが、例えば天気予報のアプリは天気予報を見るために起動するが、SNSの場合は知り合いの動向や自己承認欲求のために着地は決めずに起動する。
起動したとしても何かが解決されるとか、新しい情報が得られるとかは別の話ではあるが、上の様な理由だと取り敢えずなんとなく起動するということになる。
そうすると、そこに情報がゼロという事は無い。
これは、ニュースアプリも同様だが、ニュースやSNSという目的ではない塊の中に様々な情報が集まってしまうという事、しかもSNSに関してはそこに有る程度能動的に関わる理由があるために、なんとなく起動しては情報の波に飲まれてしまう感じだ。

これがPCを主とする検索と圧倒的に違うのは、能動的に動いているように感じながらほぼ全ては受動的になってしまっている事だと感じている。

検索は『どうされました?何かお探しですか?』というような執事がいる感じだが、スマホのアプリはそれぞれ目的が決まっているために迷う必要もなく、特にニュースアプリやSNSアプリに関していうと起動するだけで、消化不良を起こすぐらいの情報が溢れている。
更にはその情報にはリンクなどで情報が繋がっていて、情報過多になってしまい『何かないかなぁ』と思わなくても良い。
わざわざ検索をしなくても良いのだ。

要するにSEOウェブプロモーションの大部分を担っていた従来とは変わってきているので、それがテーマになる事が少し減ってきているという事だ。
長くなったが、これが一つ目の理由。

CMSの普及

もう一つは、WordpressなどCMSの普及だ。
イチからレイアウトやデザインを制作する場合、そこに『SEOを考慮すると』という概念が生まれるが、CMSを利用する場合、コンテンツのページ配分や順序などは話になったとしても、その比率は圧倒的に減る。

CMSのテーマをイチから作る場合は、多少制限はあるものの、イチから作る場合と変わらずSEOを考慮する事は出来るが、なんとなく『CMSSEOに強い』とされていて、SEOは完璧に施されていると思われがちなので、結果SEOは優先的な話題ではなくなっているのだと思う。




以上ざっくりとではあるが、改めてSEOをテーマとして記事を作る事にした時に、現状SEOはどうなのか?と思い、従来『SEO』という言葉が全盛期だった時と比較してまとめてみた。

当時は『レイアウトにはtableタグは使わない』程度の簡単な事でも、結構影響が出せたが、今はそんな事は当たり前で、もっと地味でコツコツとすることがそれに繋がっているのだと思う。

SEOという言葉を聞く回数が少なくなったとは言え、不必要になったかというと全くそういうことでは無い。
逆に本来SEOとしてするべき色々なことにフォーカスされるのではないかと感じている。

(*1)サービス元がアプリを用意していたらの話だが。



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